「主につながり、自発的に活動する喜び」
2018-01-28
「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。もし人がわたしにつながっており、またわたしがその人とつながっておれば、その人は実を豊かに結ぶようになる。」
(ヨハネ15:5)
 
 本年もどうぞ宜しくお願い致します。早いもので1月も終わろうとしています。繰り返し厳しい寒波が襲ってくる日々ですが、お元気でお過ごしでしょうか。インフルエンザ等も流行していると聞きます。どうぞ御自愛下さい。
 私はと言えば、昨年末から喉の痛み程度の風邪をずっと引きずり、元旦礼拝の特別讃美と説教を何とか神様に支えて頂きながらこなしたものの、2週目には胃腸炎に。そして体調が万全でないまま東京で開かれた全国牧師会へ。こんな1月でした。
 ですから、正月は出かけることも殆どせず、2~3日は例年通りに大学対抗箱根駅伝をTV観戦して過ごしました。箱根駅伝はご存知の通り、今年も青山学院大が総合優勝。4連覇達成! 並居る強豪を抑えての4年連続総合優勝は偉業です。そして無名だった選手の活躍など、随所にやはり原監督の手腕が光ります。
 新聞記事やTVインタヴューから、原監督が様々な工夫をしていることが伝わってきます。特に、私の印象に残っているのが、「選手を指示待ち人間にしない!」という監督の人間教育姿勢です。選手一人一人が自分で考えて行動していくように指導を心掛けている。だから、何が起こるか分からない箱根駅伝の本番でも、しっかりと判断して行動でき、最善に近い結果を出すことができているのでは。4連覇はその結果でありましょう。信仰の世界にも通ずるところがあるように感じます。
 教会には、牧師、長老、各部の長などのリーダーが立てられています。これらのリーダーを中心にして、祈りながら聖書の教えを大切にして活動していくのが教会です。リーダーを無視したり、ましてや皆で祈り合うことをせずに勝手に行動することは勿論避けるべきですが、一方、「指示待ち教会員」を作り出すのも教会の本来の姿ではありません。様々な意味で、人のため神様のために自発的に行動する者でありたい。
 「わたしにつながっていなさい。そうすれば豊かに実を結ぶ」と主イエス様は言われました。毎日、祈りと聖書の学びを通して個人的にイエス様と親しい交わりを保ち続け、そこから力と示唆を受け、感謝の内に自発的に生き生きと活動することができますように。朝の祈り、聖書の御言葉を瞑想することを何よりも大切にできますように、主よ、祈りの霊を私たちにお授け下さい。
 私たち一人一人に与えられた新年の歩みが、聖霊に導かれ、神様の御意志を悟り、自発的に活動する喜びにあふれた日々でありますように。
 

名古屋教会牧師 平田和宣
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