セブンスデー・アドベンチスト教団
名古屋キリスト教会 牧師 村沢秀和

◆プロフィール◆
1966年生まれ。富山県出身。
幼い頃から教会に通い、20歳の時に受洗。
新潟大学、三育学院神学科を経て、
1989年学生宣教師として韓国で1年間働いた後、
1991年より鹿児島教会を皮切りに、
丸亀教会、秋田教会、長野教会、札幌教会、
神戸有野台教会の各教会を歴任。
2023年4月より名古屋教会に赴任、現在に至る。
西日本教区長補佐・中部北陸地区長兼任


                                 驚くべき神 


「胎児であったわたしをあなたの目は見ておられた。わたしの日々はあなたの書にすべて記されている。まだその一日も造られないうちから。あなたの御計らいか。神よ、いかにそれは数多いことか。数えようとしても、砂の粒より多く、その果てを極めたと思ってもわたしはなお、あなたの中にいる。」
詩編139:16~18

「胎児であった私をあなたの目は見ておられた。」なんと優しい心温まる表現でしょうか。母親なら、お腹の中の赤ちゃんのことをずっと見つめていることでしょう。もちろん、じかに見ることはできませんけれども、そのような気持ちで生まれてくるまでの日々を過ごしていることでしょう。神様も同じ気持ちなのです。しかも、神様の目にはその一つ一つの命が、はっきりと見えているのです。さらに驚くべきことは、神様の書の中には、私達の人生がすべて書かれてあるというのです。最高の人生を歩むことができるようにと、しかも、まだ私達が造られる前から書かれている。このことを信じることが、信仰なのです。


                                                                                  2月10日のお説教より

悪い者から救って下さい
「わたしたちを誘惑に遭わせず、悪い者から救ってください」マタイ6:13

 この祈りの言葉で明らかなように、キリストは誘惑に会わないようにと祈るだけでなく、悪い者から救ってくださいとも祈るように言われました。この祈りの言葉が意味することは、誘惑とはわたしたちの心の内の欲望や弱さ、悪い思いからだけ来るのではなく、悪い者、すなわち悪魔が、わたしたちのその弱さや悪い思いを通して巧みに誘惑してくることがあるということです。だから、「わたしたちを誘惑に遭わせず、悪い者から救ってください」と祈るようにとキリストは言われたのです。

1月27日の説教より


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