深刻な感染症がもたらす影響!
2020-04-18
 すっかりと温かくなってまいりました。桜が散り始めると、待っていたとばかりにハナミズキの花が咲き始めています。目に映る世界は春らしいこのような美しさで私たちを楽しませようと季節を廻らせてくれています。しかし、世界の新型コロナウイルスによる実情は相変わらず深刻ですね。一日も早い感染収束を祈り続けたいと思います◆新聞を読んでいると最近、度々感染症についての様々な記事が載っています。うちは朝日新聞をとっていますが、数日前も歴史上の感染症がもたらした社会変化について書かれていました。それによれば、人類を脅かす感染症が大流行するたびに多くの人命が失われてきました。ペスト、天然痘、梅毒、コレラ、スペイン風邪、結核…。そのような経験をするたびに人類は色々なことを考え、実行してきたと言うのです。治療薬やワクチンの開発もそうですが、それだけではありません。例えば、コレラは飲み水で感染が拡大したので、予防のために上下水道の整備が進むきっかけとなりました。結核の場合も、その感染を予防するために大通りが設けられ、それが近代都市発展のため無くてはならないインフラ整備になったとのことです。他にも思想や自由経済に感染症大流行は様々な影響をもたらしてきたとのことです◆では、クリスチャンである私たちはこの出来事の最中で、一体何を考え、何をするように天より期待されているのでしょうか。一人一人がこの問いに対する答えを個人的にしっかりと受け取ることができるように、まずは祈りたいと思います。「神を愛する者たち、つまり、ご計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています」(ローマ8:28)。神様は、決して無駄なこと、無意味なことはなさらないお方だと信じたい。少なくとも、絶えず祈ること、私たちが神様の細きみ声に心の耳を絶えず傾けることを願っておられるお方です。集まれないこの時こそ、個人的に神様とのつながりを深める機会となりますように。天よりの平安とお導きをお祈り致します。
 

名古屋教会牧師 平田和宣
ホーム | 記事一覧



(C)2010 NAGOYA SDA CHURCH