わが助けは、天地を造られた主のもとから
2020-05-16
 新緑の茂る気持ちの良い季節となりました。皆様、お元気でしょうか。名古屋教会のヤマボウシの木には、今年は可愛らしい花が例年にない程にたくさん咲いてくれています。そして近隣を少々散歩すれば、あちらこちらに鯉のぼりが。五月を肌で感じるこの頃です
◆さて新型コロナウイルスはと言えば、このところ毎日の感染者数がかなり減ってきました。愛知県、岐阜県でも「ゼロ」の日が増え、いよいよ政府も14日に緊急事態宣言の解除に踏み切りました。しかしウイルスが絶滅した訳ではありません。慎重に様子を見て、祈りながら段階的に教会活動の再開を図りたいと思います。(23日より、まずは安息日礼拝のみを再開します。)
◆一方、報道によれば、コロナの影響下で大打撃をうけた工場や店の責任者が精神的にも行き詰まってしまい自殺を考えたり、あるいは自殺してしまったという悲惨なケースがあるようです。絶望してしまうと人間は自分の命を絶ってしまうことさえする生き物です。そのような悲報を耳にする度、主イエス様を信じる信仰をお持ちであれば、他の選択肢もきっとあったでしょうに…と思ってしまいます
◆聖書にはこのような言葉があります。「ところで、わたしたちは、このような宝(イエス・キリスト)を土の器に納めています。この並み外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになるために。わたしたちは、四方から苦しめられても行き詰まらず、途方に暮れても失望せず、虐げられても見捨てられず、打ち倒されても滅ぼされない」(Ⅱコリント4:7~9)。迫害や様々な苦難に会いながらも落胆することなく、命ある限り主イエス様を宣べ伝え続けた伝道者パウロの言葉です。不思議な力強さを感じます。そしてパウロを支え続けたこの不思議な力は、現代に生かされている、イエス様を我が救い主と信じる一人一人、私たちにも約束されているものです
◆「目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。わたしの助けはどこから来るのか。わたしの助けは来る。天地を造られた主のもとから」(詩編121:1~2)。苦難のただ中でこそ、諦めずに心の目で神様を見上げたいと思います。そして神様により支えられる経験をしてゆきたい。しかし、その「支え」を受け取るのを邪魔するものがあります。プライド、不信仰、人や他のものに頼ろうとする心の動き等々…。それらの全てを主の御力によって追い払って頂きたいものです。そして神様の素晴らしい「支え」をますます体験させて頂きましょう! また、一人でも多くの方が力なる主イエス様との出会いへと導かれますように!
 

名古屋教会牧師 平田和宣
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