緊急事態宣言は解除されたけれど
2020-05-30
 紫陽花の花も咲き始め、5月もいよいよ最終(土)に。コロナに振り回されてきた今年も、あと一ヶ月で半分が過ぎ去ろうとしています。早い!今年は月日の過ぎ去るのがとても早く感じられます
◆当名古屋教会では、先週23日より約一ヶ月半振りに安息日礼拝を再開致しました。51名の方々が出席(実は、もっと少ないのでは…と思っていた次第です)。そして、その内の4名がお客様(その内のお一人は「そろそろ再開されるのではと、匂い(?)を嗅ぎつけてやってきました!」と)。礼拝室はと言えば、これまではゆったりと座って4人掛けで利用してきた長椅子に、今回はソーシャル・ディスタンスを取り2人掛けで座って頂きましたが、満席(?!)状態に。皆さん、この日を待っておられたご様子でした。牧師として、このようにして集まって下さった皆様を目の前にし、改めて責任と申しましょうか、何かこう…厳粛なものを感じました! 至らぬ者ですが、果たすべき役割を果たしてゆけるよう、どうぞお祈り下さい
◆さて、一ヶ月半に渡って続いた緊急事態宣言が、今週いよいよ全国解除に。コロナ感染の第2波を警戒しながら、経済活動を徐々に再開していく方向に政府は舵を切りました。が、経済活動の再開と言っても、一度深刻なダメージを受けた社会はすぐ元通りにと言う訳にはいきません(既に倒産してしまった会社も)。会社は生き延びるために被雇用者数を削減し、切られた被雇用者はなかなか別の仕事が見つからない、という過酷な実情が。生きるための術(すべ)を見つけられず、多くの方々が不安を抱えておられます
◆かつてイエス様は世の終わりについて語られた後に、それでは何に気を付け、どのように生きるべきかを三つの譬え話で語られました。その最後の譬え話が思い出されます。「そこで、王は右側にいる人たちに言う。『さあ、わたしの父に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いていたときに飲ませ、旅をしていたときに宿を貸し、裸のときに着せ、病気のときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからだ。』…『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』(マタイ25:34~36、40)。まずは、生活困窮者が守られるように祈りたいと思います。そして、私達のすべきことを教えて頂き、それを実行する力を祈り求め、それぞれの立場で果たすべき役割を果たしてゆけますように。
 

名古屋教会牧師 平田和宣
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