心の真の拠り所
2020-06-27
今週は名古屋教会員・I兄のお父様が逝去。85才でした。未信者の方ではありましたが喪主・I兄の希望で、葬儀会館にて出張葬儀を行いました
◆故人の小学生時代は戦争に翻弄される時代でした。とても暑い日に川で遊んでいたところを敵機により機銃掃射され、まさに九死に一生を得る体験をしたことも。しかし、恐らく、もっと辛かったのは、お母様が若くして結核にかかってしまい、隔離療養の末に逝去されてしまったこと。故人が10才になる手前の出来事でした。その後、親戚の家に引き取られて寂しい子供時代を過ごすことに。が、驚いたことには、その後、名古屋学芸大学に入学され保健体育の教育資格を取得されたのでした。悲しさや寂しさを乗り越えての、奮闘努力の末のことでしょう。故人の直向(ひたむ)きな子供時代、青年時代の様子が伝わってくる感じが致します。その後、故人は小学校教員としての人生を送られました
◆誰の人生にも、多かれ少なかれ苦難の日々があります。しかし、心の真の拠り所を教えられているということは、本当に幸いなことですよね。「主はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである」(詩篇46:1~2、口語訳)。神様に支えて頂き、助けて頂きながら、与えられているこの世での生命を全うしてゆく者でありたいです。神様の御力、御栄光が豊かに我らの人生の歩みにあらわされますように。
 

名古屋教会牧師 平田和宣
ホーム | 記事一覧



(C)2010 NAGOYA SDA CHURCH