コロナ禍で神の言葉に生きる
2020-08-10
梅雨明けと同時に猛暑の日々が始まりました~! 熱中症にはご用心を。そして、コロナ第二波が第一波を超える猛威をふるっています。新型コロナウイルスはこれまでのインフルエンザ等と違い、暑さ寒さの関係無く感染していくところが、とても厄介ですね。暑さ寒さに関係が無いということは、一年中脅かされ続けるということ! そして相次いで出される自治体独自の緊急事態宣言。猛暑中のマスク、手の消毒、不要不急の外出を避けたり、お盆の帰省を見合わせたり…。仕舞いには「人を見たら泥棒と思え」ではなく、「人を見たらコロナと思え」のような雰囲気に。「ウイズ・コロナ」という言葉が使われるこの頃ですが、コロナと共に生活するということは健康面のみならず、精神的にも経済的にも結構様々な面に影響がありそうです
◆ある方が東京から青森に帰省したところ、「何を考えているんですか?」「さっさと帰ってください!!」などと書かれた紙が実家に投げ込まれたという最近の出来事がニュースに。帰省したこの方は、自主的にPCR検査を最近2度も受け、陰性を確認した上で帰省したとのこと。しかしそうとは知らない地元のある方は、このような時期ですからピリピリと神経をとがらせていたのでしょうか。何とも言えない寂しさを感じる出来事です
◆イエス様は「人からしてほしいと望むことを、人にもその通りにせよ」とお教えになられました。これって何時の時代にも、特に人の心がすさんでいき易い時代にこそ、意味をなしてくる大切な価値観ではないでしょうか
◆抗議の文章を書いた紙を家に投げ込むという行動はやり過ぎだが、気持ちは分かるという方は多くおられるかも知れません。しかし帰省に踏み切った方についても、おかれている状況はありますし、第一、人間には見えていることと見えていないことがあります。全てを見ておられるのは神様だけ
◆確かにコロナ蔓延を防ぐことは大切です。一方、相手の立場の全てを見えていない者として、批判的にではなく、前向きな心で思いやることをいつも大切にしたいものです。誰でもそのように接してほしいはず。そうでなければ皆がピリピリとしているこの時期、この世はますます殺伐となってしまいます。私も弱さを抱える一人ですが、感染症の脅威に支配されがちな今こそ、神の御言葉に生きることができますように。
 

名古屋教会牧師 平田和宣
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